岐阜県大野郡白川村。

世界遺産白川郷合掌集落で有名なこの地には、日本の原風景ともいえる里山があります。
私たちは、その合掌集落だけではない「白川村」の魅力を四季をつうじて海外に伝えるための映像制作を提案し、制作いたしました。四季をつうじた「白川村」とそこに息づく人々の生活を同時に映しとっていきたいと考えをもとに、1年におよぶ撮影がはじまりました。

合掌集落の営みはもちろん。白山の麓にある大白川(白山自然公園)には、雄大に拡がるブナやナラの原生林をはじめ、手付かずの自然が残っており、エメラルドグリーンの白水湖、落差72mの白水の滝、大白川を源泉とする露天風呂やロッジなど魅力あふれるものにたくさん出会うことができます。また、大白川周辺に自生する「ドロノキ」というユニークな木の存在にも出会い、9月頃にドロノキの柳絮(りゅうじょ)が雪のごとく舞う光景は本当に幻想的で、白川村の豊かさを象徴しています。
また、白川村の南部にある「平瀬温泉」はその豊かな大白川に源泉を持つ名湯で、個性豊かな温泉宿も楽しめる場所でもあります。

10月には天下の奇祭と呼ばれる「どぶろく祭り」が村の各地で催され、村を華やかに染め上げます。

山に囲まれた白川村。厳しい冬にじっと耐えながら、その四季の移ろいとともにある人々の生活を丹念に撮影し、「合掌造りの白川郷」だけではない白川村の根源的な魅力を私たちは映像にしました。
英語、仏語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語、日本語の五カ国語で制作し、白川村の観光誘致に役立てていただいています。