日本クアオルト研究機構の浦川医学博士と、飛騨小坂の炭酸泉を調査

日本クアオルト研究機構の浦川医学博士と、飛騨小坂の炭酸泉を調査

私どもが事務局を務める日本クアオルト研究機構のメンバーで、医学博士の浦川先生を、飛騨小坂にお招きした。

浦川先生は、もともと微生物と免疫の生物分子学を専攻し、オックスフォード大学のウィルス研究所に在籍した経験もおありだ。

帰国後、温熱療法、自律神経免疫学を経て、今は炭酸泉の医学的価値を研究しておられる。

今回は3日間をかけて、下呂市飛騨小坂振興事務所の倉田さん、波多腰さんの協力で飛騨小坂の湯屋温泉、下島(したじま)温泉の調査をした。

“炭酸泉”とは、二酸化炭素が溶け込んだお湯のことで、日本の温泉法では、お湯1リットルに二酸化炭素が0.25g以上(250ppm)溶けたものが炭酸泉と定義されいる。

その中でも、1000ppm以上のものを高濃度炭酸泉という。

全国に温泉地が3100ヶ所あり、250ppm以上の炭酸泉はわずか2%、そして1000ppm以上のものを高濃度炭酸泉は、0.5%!!という稀少価値。

ドイツでは、高濃度の炭酸泉は古来から「心臓の湯」と呼ばれ、伝統的医療として広く親しまれてきた。

高濃度炭酸泉は、血管を拡張してくれるので、動脈硬化や心臓病など循環器系疾患が緩和されるほか、糖尿病、神経痛・リウマチ、冷え性・高血圧・肩凝りや血行障害の改善に役立つ。

事実名古屋共立病院では、高濃度人口炭酸泉の足浴を利用して、糖尿病合併症の壊疽による足の切断回避しているケースがある。

この高濃度炭酸泉は、岐阜県では、飛騨小坂の湯屋温泉、下島(したじま)温泉のみ。

この高濃度炭酸泉を、再度見直す、新しい視点が今回の調査で加わった。浦川先生の科学者の視点、目からうろこの3日間だった…。

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